開院10周年を迎えて
平成28年9月に京終の地で開院し、おかげさまで10周年を迎えることができました。
この10年、新型コロナ感染症による大きな変化もあり、私自身も失語症を経験しました。医師として患者さんを診る立場でありながら、自分自身が患者となったことで、医療について改めて考える機会にもなりました。
医学には、研究や統計に基づく EBM(Evidence-Based Medicine)が欠かせません。
一方で、病気だけを見るのではなく、その人が何に困り、どのような生活を送っているのかを考える NBM(Narrative-Based Medicine) も大切だと思っています。
開院当初から掲げてきた「木を見て森を見ずにならない」という考え方は、今も変わっていません。
最近では、診療に加え、声から心身の状態を数値として捉えるアプリの研究・開発や、新しい技術の特許にも取り組んでいます。これも、EBMによる客観的な情報と、NBMによる一人一人の物語をつなげたいという思いから始まっています。
これからも、患者さん一人一人を大切にする医療を続けていきたいと思います。
こんどう泌尿器科・内科クリニック
院長 近藤 秀明
2026.10.12記



